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最近の嬉しい出来事 その1 (就職)

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現在、グループホームを利用している48名中、27名が地域の企業に社員として就職している。就職までのアプローチは、支援学校高等部に在学中、就職が決定し卒業と同時にグループホームを利用する人、グループホーム利用者が就労系の事業所に所属し、就労支援センターにおける企業紹介から、その企業の職場実習を通して就職に結びつくケースが多くを占めている。

今回、嬉しい就職の決定は、しっかりとした就職への希望を持ち歩んできた女性(32才)が、特別養護老人ホーム内の洗濯業務を委託されている企業に就職できたことである。

その女性は、右上下肢に麻痺があり、場所に寄っては車椅子が必要となり、右手で物を掴む、握ることができず、両手を使わなければならない時は、左手に右手を添えて押さえる程度の動きになる。支援学校高等部を卒業と同時にグループホームを利用し、日中の活動の場は地域活動支援センターから就労継続支援B型に所属し、室内の軽作業を行ってきた。なんとか、就職できる業種はないか、絶えずアンテナを張り続け、ようやく、老人介護施設の洗濯業務の実習にチャレンジする機会を得ることができた。実習は、二人の内、一人が選ばれるといった厳しい競争となり、評価の結果、選ばれし一人となり就職が決定した。

就職が決まった時の感動は、今でも思い出すと、ほほ笑んでしまうほどで、その時は、お世話になった人、関係団体等に電話で「就職ができたこと」を報告していた。「おめでとうございます。がんばりましたね。」とお祝いの言葉を返していただき嬉しかったが、今思うと、あて付けがましっかったかなと感じる。

就職して、数か月が経過するが、休むことなく通勤している姿を見ると、首にならないよう頑張ってくれと胸の中で手を合わせている。

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